舞台設定やキャラクター紹介

物語の舞台

その昔、戦乱の時…豊かな自然と珍しい鉱物がとれ、不思議な力を持つと言われる巫女が住む村…「狗神ノ里(くがみのさと)」。

そこで繰り広げられる、人の愛憎のぶつかり…歪んだ思い、力への執念。

 

そして、育まれる人と人外の禁じられた愛。

 

メインキャラ

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村巫女・聖(ひじり)16歳

狗神の里の巫女。幼い頃より亡くなった母「刹那(せつな)」よりも強い力を持ち、母とともに早いうちから村を護ってきた。

しかし母の力と自分の力を比べ、村のために尽くしてきた母を自分たちでは何もできない・しないくせに無意識でも中傷する村人をよく思ってはいない。

自分が持つ力に対しても否定的で、この力が無くなればいいとさえ思っている。

そして幼い頃にその母の死に際を偶然目の当たりにしたはずなのだが、その時の記憶が中途半端に失われており、思い出そうとすると急に頭に霞がかかったようになり思い出せずにいる。

そんな何もかもに嫌になってたある日、白薬泉で怪我を負った大きな黒い艶やかな毛並みと、額に1本の角を持った獣に出会う。

 

その獣との出会いが、自分の運命だとはその時は知る由もなかった。

 

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村長・蘭獄(らんごく)26歳

狗神の里を束ねる若き村長。自分はあくまでも病に臥せた父親の代わりであると村人には説いているが、その胸の内は自身が村を統率することと力への渇望…そして、力を持つ聖への妬みや歪んだ思いが渦巻いている。

父親は蘭獄が幼い頃から金と欲にまみれ、「金を持つ者こそが力を得る」と毎夜女性を侍らせ凌辱の限りを尽くしながら豪語していた。

父親を心底軽蔑してはいたが、そんな様子を目の当たりにしながら育ったため蘭獄自身も女性の扱いはかなり歪んだものになってしまっている。

 

蘭獄の歪んだ性(さが)は、自身の前に現れた怪しげな異形の老人が与えた「力」によってさらにその歪みを加速させていくことになる…

 

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聖付きの侍女・サヤ 30歳

聖が2歳の頃にとある都で奴隷として売られそうになっていたところを、ちょうど祈祷で都へ来ていた刹那の計らいにより巫女付きの侍女として村に迎えられた。

その時から聖へ、ある想いを抱いているが自分では気づいていない。

18歳の頃に蘭獄の父親に目を付けられ、それ以来媚薬効果のある怪しげな薬を飲まされ、蘭獄の父親が病に臥せるまで毎夜凌辱を受け続けることになる。

薬のせいで肌色が悪く、体調もあまりよくはないが聖にそれを悟られないようにしている。

蘭獄の父親が床に臥せたことで凌辱は終わったかに見えたが、その息子・蘭獄によってさらに苛烈な辱めを受けることになるとは、いまだ知らず…

 

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白薬泉に住む獣・一角狗(いっかく)

白薬泉にて怪我を負った姿で聖と出会うことになる獣。

喋ることはできないが、人語を理解できる。聖は知らないが、聖が生まれる前から母親の刹那とは気の置けない友人のような間柄だった。

実は狗神の里を含む地域全体に、とある役割を果たしているが刹那以外の者がそれを知ることはなく…

刹那により「聖とは運命で強く結ばれることになる」と教えられ、聖の知らぬところで密かに見守ってきた。

その聖と出会ったことで、一角狗の内の何かが変わっていくことになる。

 

…と、こんな感じの舞台およびキャラ設定でございます。

こんな風にこれからも設定画などアップしていきますので、気が向いたときにでもご覧ください。